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皮膚科に行っても背中ニキビが治らない人に教えたいこと

背中ニキビを治すために皮膚科にも通ったのに、それでも全然治らなかったらなんだかショックで落ち込んでしまいますよね。
皮膚科こそが最後の「頼みの綱」と思っていたのに、余計がっかりするだけだった、なんてこともあるかもしれません。(辛いですよね。。)

そんなあなたにぜひもう一度確認して欲しいのは、あなたが受けた皮膚科の治療はただの「対症療法」に過ぎない治療ではなかったか?ということ。ニキビや背中のニキビで皮膚科を受診する人は世の中に沢山いますが、実はその治療方法も皮膚科や医院の方針などによってまちまちで、多くの方法が存在します。

体質に「合う・合わない」や、それぞれの効果にはもちろん個人差があるので一概には言えませんが、あなたが試した方法はその中の「ごく一部」で、かつそれだけではただの「対処療法」に留まっていたのかもしれませんね。

対症療法とは、今ある背中ニキビだけをとりあえず落ち着かせる・治すということ。「出来てしまった背中ニキビを治す」という発想なので、これはつまり、「肌質を改善し、根本的に背中ニキビを出来にくくする」という根本解決の発想ではありません。

一般の皮膚科ではこの「対症療法」だけの治療が多いので、内服薬の処方などによって一瞬効果が感じられても、またすぐに元の背中ニキビの状態に戻ってしまうのです。それが「皮膚科に行ったのに治らない」と感じている原因かもしれません。

この記事では、皮膚科に行ったのに背中ニキビが綺麗にならないと悩むあなたに、「対症療法だけにならない」そして「肌質改善につながる」皮膚科での治療方法が本当に他にないのか?あるとすればどんな治療方か?どこで受けられるのか?など、詳しくお伝えしていきます。

皮膚科でも「こんな背中ニキビの治療方法があるんだ!」と、より多くの選択肢を知れることで、少しでも背中ニキビの治療に希望を持てるようになったら幸いです。

背中ニキビって、皮膚科でどんな治療をするの?

さて早速ですが、一般の皮膚科を受診すると、どんな診断(処方)がされるのでしょうか?

実は、一般の皮膚科ではその症状を「ニキビ」と診断されても、特にその場で何か治療されるものではなく、症状に即した内服薬や外用薬を処方されて終わることが多いです。その処方薬は基本的には保険適用内であることが多く、一般的には下記のような内服薬・外用薬が処方されます。

【一般の皮膚科での処方薬(保険適用内)】

・抗生物質
・ビタミン剤の処方
・ホルモン治療(保険適用内のピル)
・外用薬(ニキビの塗り薬)

★抗生物質

抗生物質によって背中ニキビの「赤み」や「腫れ」を抑えます。抗炎症の作用があります

★ビタミン剤の処方

特にビタミンAを処方する所が多いです。ビタミンAは肌のターンオーバーを高める働きや、皮脂が過剰に分泌されることを防ぎます。またビタミンB群の処方もよくあります。ビタミンB6、B12などは市販のニキビ用ビタミン剤でもよく含まれていますが、こちらも皮脂の過剰分泌を抑える働きがあります。

★ホルモン治療(保険内ピルの処方)

背中ニキビはホルモンバランスと密接に関係があります。私たち女性がストレスなどでホルモンバランスを崩すと、女性ホルモンより男性ホルモンが優位になり、皮脂の過剰分泌を招いてしまいます。その結果背中ニキビが出来やすくなるので、ピルを服用することによってホルモンバランスを整え、背中ニキビのトラブルを防ぎます。

★外用薬(塗り薬)

塗り薬としてはレチノイドを処方する皮膚科が多いです。このレチノイドは毛穴の硬化を防ぎ、毛穴に汚れや皮脂が詰まるのを防ぎますが、初期のニキビに効くので、進行した赤ニキビなどにはあまり効果がありません。

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上記が背中ニキビの症状で一般の皮膚科を受診したときに処方される主な薬です。どれも保険適用内で受けられる治療方法ですが(医院によっては保険適用外になることもある)、「今ある背中ニキビを治す」ことが目的なので、どうしても対症療法になってしまいます。

つまり、序章でも書きましたが一瞬効果を感じられても、根本的に新しいニキビが出来ない肌に生まれ変わった訳ではなく、背中ニキビのできやすい肌質であることは変わりがありません。よって、これからも繰り返し背中ニキビに悩まされてしまうことが懸念されます。

一般の皮膚科はアトピーや湿疹、じんましん、やけど、水虫などあらゆる皮膚疾患を診察してくれますが、美容目的での肌質改善やシミ・シワなどのお悩み相談とはそもそもの目的が違うのです。

なので、本当に肌質改善を目的とし、綺麗な背中を目指したいのであれば、こういった対症療法でない別の方法を検討することが必要になります。次章でより背中ニキビ改善に有効な治療方法をご紹介していきます。

「対症療法」じゃない、肌質改善を期待できる皮膚科治療だってあります

一般の皮膚科では背中ニキビは「出来てしまったものを治す」という視点です。なので背中ニキビの根本解決にはならないと書きましたが、では、根本解決になり得る治療はないのでしょうか?

実は、あります。皮膚科の中でも、肌質改善を期待できる治療方法があります。それは保険適用内のものもあれば、保険適用外のものもあり、保険適用外のものは主に「美容皮膚科」での治療になりますが、下記の漢方治療などであれば保険適用内で、一般の皮膚科でも取り扱いがある可能性があります。

肌質改善が期待できて、背中ニキビを根本から治療できる可能性のあるもの

漢方薬で体質改善  【一部保険適用外】

漢方薬は、西洋医学の対処療法的な考えとは異なり、「未然に病気を予防する」という考え方です。背中ニキビにダイレクトに効く薬というよりは、背中ニキビの出来やすい体の状態を改善し、緩やかに不調を取り除いて体調を整えていく、というものになります。

漢方医学では、肌の不調は「内臓の不調」と言われており、特にニキビが出来やすい体質は体が「お血(おけつ)」状態であるとされています。このお血とは、血の巡りが悪いということ。

漢方にってまずは血の巡りを改善させ、そして内臓を整えることが大切です。また、背中ニキビの症状によって効果の見込める漢方薬は異なりますので、ぜひ下記をご参考にしてみてください。

一般の皮膚科でも漢方の取り扱いのある医院はありますが、医院によってマチマチですのでまずは受診する前に問い合わせてみるといいかもしれません。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングとは薬剤を肌に塗って肌にダメージ与え、余分な角質をはがすという医療行為です。古い角質をはがすことで新しい肌の再生が促され、肌をどんどん綺麗にしていきます

イオン導入 【保険適用外】

ニキビに効果のあるとされるビタミンC誘導体やプラセンタなどの美容液を、微弱電流を肌に流しながら塗りこむことで肌への浸透を高めるのがイオン導入です。しっかり肌に浸透させることで、美容液がより背中ニキビに効きやすくなります。

レーザー治療 【保険適用外】

レーザーを肌に照射することで皮膚を古いものから新しいものへと再生させます。傷みを伴う場合もありますが、レーザーの種類は美容皮膚科によって異なりますのでまずはどんなレーザー治療があり、背中ニキビのどんな状態に効果があるのか?しっかりと事前に聞きましょう。

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ケミカルピーリング、イオン導入、レーザー治療については、これらは美容皮膚科で取り扱いのある治療方法になります。いずれも保険適用外の治療となりますが、期待できる効果も高くなります。新しい皮膚再生を促す過程で肌を活性化させ、肌質改善につながることも期待できます。

ただし、使用する薬液などが刺激になる場合もありますので、必ず施術を受ける前に医師と充分なコミュニケーションをとって自分に最適な治療方法であることを確認してください。

また、これらの施術によって背中ニキビは確かに「出来にくく」なりますが、もちろん人によっては数か月後にまた気になりだした、という例もあるようです。効果は施術の頻度や体質にもよりますので、そこは留意してください。

とはいえ、美容皮膚科での施術をやめた途端に背中ニキビがまた出てきた!というものでもないようなので、本当に綺麗な背中を目指すのであれば一度受診してみるといいですね。

自宅で背中ニキビを治すには?

上記では、どんな皮膚科治療であれば、背中ニキビの根本解決が期待できるか?という視点で、具体的な治療方法(漢方、ケミカルピーリング、イオン導入、レーザー治療)をご紹介しました。

とはいえ、やっぱり通うの面倒だし費用も心配・・という方もいると思います。実際、あまり手間をかけずに治せるならそれに越したことはないですよね。

しかし、背中ニキビは「何をしたら絶対治る」と断言できるものではありません。それは、背中ニキビの原因がとても複雑だからでもあります。背中ニキビは、私たち女性のホルモンバランスが密接に関わっているのはもちろん、睡眠や栄養、お風呂での洗い方、乾燥肌・・など、多くの要因が考えられます。

なので自宅で何をしたらいいか?と言われれば、とにかく生活習慣全般を改めることが必要になるのですが、それだと余計分かりづらい・・ですよね。

そこで、優先順位をつけてお伝えするとしたら、それは「保湿」になります。背中の乾燥は、肌を硬化させ皮脂や老廃物を毛穴に詰まりやすくさせます。保湿によって常に肌を柔らかくしておけば、毛穴もつまりにくく、肌のターンオーバーが促進され、綺麗な肌へと再生しやすくなります。

なので自宅で対策をするとすれば、毎日の保湿を欠かさずしてみてくださいね。

まとめ

(1)背中ニキビを皮膚科で相談しても、一般的な皮膚科であれば対症療法的な治療が多く、あまり効果は感じられないことがある(再発しやすい)

(2)皮膚科の中でも、対症療法でない(肌質・体質改善につながる)治療方法も存在する

(3)それは、漢方治療やケミカルピーリング、イオン導入やレーザー治療など

(4)漢方治療以外は保険適用外の治療で、美容皮膚科での施術になる。

(5)もっと手軽に、自宅で背中ニキビを治したい!というのであれば、まずは「保湿」することが大切。もちろん、生活習慣の見直しも必要。

如何でしたか?せっかく皮膚科に行ったのに、それでも背中ニキビが治らなかったらショックですよね。

今回の記事では対処療法だけにならない、漢方治療や美容皮膚科での施術も背中ニキビには有効であることをお伝えしてきました。もしかしたらあなたが行った皮膚科では、これらの治療方法が選択肢としてなかったかもしれませんね。

闇雲に試してみるのは避けたいですが、まずは医師に相談してみるといいかもしれません。

でも、やっぱり自分で何とかしてみる!場合は、とにかく「保湿」を忘れずに。あなたの背中ニキビが、早く良くなりますように、応援しています!

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