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どうしたらいいの!?背中ニキビ跡の原因と対策について

背中のニキビ跡とはどんなもの?

上手くケアしきれず、跡になってしまったニキビを経験した人の中には、なかなか元の皮膚の状態に戻ってくれずコンプレックスになってしまったという人もいるのではないでしょうか。

ニキビの跡というのは、大きく分類して4つの種類に分けることができます。

1つ目に「赤み」として残ってしまうニキビです。炎症が完治せず残ってしまい、毛細血管の赤みが皮膚表面に出てしまっている状態です。

2つ目に「色素沈着」として残ってしまうニキビがあります。皮膚を元の状態に戻そうと、メラニンが必要以上に生成されてしまい、皮膚に茶色く残ってしまう跡です。

3つ目に挙げられるのが「クレーター」です。ニキビによる炎症が激しく、皮膚が損傷してしまいその部分だけ陥没してしまう現象です。頬などに多く見られます。

4つ目に、「白色瘢痕」という跡があります。ニキビによる組織破壊で、瘢痕組織という組織に置き換わってしまう跡のことです。

背中でよく見られる背中ニキビ跡は、1番目の「赤み」と2番目の「色素沈着」ではないでしょうか。特に背中は産毛も多く、毛穴が多い部位でもあるので、毛穴ごとにニキビができてしまうと「全体的に赤いブツブツがある」「全体的に黒ずんでいる」というような印象になってしまいます。

なぜ跡になってしまうの?

ニキビが跡になってしまう原因は、単純に「治しきれず潰してしまった」というような点が挙げられます。では、そもそもどうしてニキビができてしまうのかというところをチェックしていきましょう。

ニキビとは、皮脂や角質が古くなり毛穴などに溜まりつまってしまった状態を言います。医学的には「尋常性ざ瘡」と呼ばれる現象です。

肌というのは「基底層」「有棘層」「顆粒層」「角質層」の4層から成り立っており、一定期間のサイクルで細胞は下から上へと形を変えながら移動していき、最終的にはアカとなって剥がれ落ちるという仕組みになっています。

この現象をターンオーバーと呼ぶのですが、このターンオーバーが上手くいかないとニキビなどが発生して肌トラブルを起こしてしまうんです。

また、ニキビにも段階によって種類がいくつか分けられています。

発生したばかりの初期段階である白っぽいニキビを「白ニキビ」と呼び、この時点で適切なケアができていれば基本的には跡になりません。

古い角質などが溜まってしまってしまい、皮脂の固まりができてしまうニキビは「黒ニキビ」と呼ばれ、これはシミや色素沈着の原因となってしまいます。

中には、赤く炎症を起こしてしまってるというニキビもありますよね。これは通称「赤ニキビ」と呼ばれ、アクネ菌が原因で発生する炎症を伴うニキビです。膿んでしまったり、熱や痛みを持ってしまうのはこのアクネ菌由来のニキビであることがほとんどです。

赤ニキビがひどいという方の場合、アクネ菌の対策を重視したケア用品を使用できるといいでしょう。

ただ、アクネ菌というのはもともと人間の体内に存在する善玉菌でもあります。毛穴につまることで炎症を引き起こしてしまうので、あくまで「皮膚に溜まるアクネ菌を対策する」と意識しましょう。

背中ニキビ跡になりやすいのは、黒ニキビと赤ニキビと言われています。では、その対策はどのようにすればいいのかを次に見ていきましょう。

背中ニキビ跡は治る?その対策方法とは

背中ニキビ跡を消すには、まず肌のターンオーバーを正常化させる必要があります。ターンオーバーを促すのは代謝ですので、代謝を上げることを意識しましょう。

代謝を上げるには運動など様々な方法がありますが、意識してすぐに改善できるのは食事ではないでしょうか。代謝を上げる栄養素は、基本的に下記の通りと言われています。

・たんぱく質…
血液や筋肉、髪の毛、皮膚などの主成分です。肉や魚介、卵、乳製品、大豆などから摂取ができます。

・ビタミンA…
皮膚を正常に保ってくれるほか、抗酸化作用を持っています。レバー、ニンジンなどから摂取ができます。

・ビタミンB群…
皮膚の健康を維持する効果があり、代謝を一番サポートしてくれる栄養素です。健康な皮膚を維持するビタミンB1、脂肪を燃焼して新陳
代謝を促進するビタミンB2、健康的な皮膚を作り上げるビタミンB6など。豚肉やレバーなどから摂取ができます。

・ビタミンC…
血管や皮膚の老化を抑える抗酸化作用を持ちます。シミ予防の効果も持っています。レモンやじゃがいもなどから摂取ができます。

・ビタミンE…
高い血流改善効果を持ちます。強い抗酸化力も持っているため健康的なハリツヤのある皮膚に欠かせない存在です。アーモンドやアボカド
から摂取ができます。

・亜鉛…
新陳代謝に欠かせない「酵素」を作るミネラルを持ちます。牡蠣や豚肉から摂取ができます。

中には日常的に摂取するのが難しいという栄養素もありますので、サプリなどで一定量を定期的に補えるといいかもしれません。

以上の食事を意識して新陳代謝を活性化し、ターンオーバーを正常に促せば、ニキビ跡を薄くする・目立たなくするという状態まで持っていける可能性があります。

ただ、メラニン色素による濃い沈着などは個人の力ではなかなか解決ができない部分になってしまいますので、皮膚科や美容外科に相談するようにしてください。

また強い痛みを伴う赤ニキビなどは、アクネ菌以外の菌によって炎症が発生してしまっている可能性もありますので、その場合も皮膚科の受診をしてください。

その他にも、ニキビが跡になってしまう原因の一つに「強く洗いすぎ」というのも挙げられます。

清潔に保たないといけないという意識から、スポンジやタオルなどでごしごし強く洗ってしまい、ニキビが潰れて跡になってしまうという原因です。

跡を残しやすい赤ニキビは特に、優しく丁寧に洗うということを意識しましょう。皮膚が弱いという方の場合、無理にスポンジやタオルなどを使用しなくても、たっぷり泡のついた手で優しくなぞるだけでも十分綺麗に保てますので、安心してください。

また、肌が乾燥してしまうとどうしてもかゆくてかいてしまうという人も多いですよね。寝ている間に無意識でかいてしまっている場合などもあり、自分の意志で抑えるのは難しい現象です。

かいた結果ニキビをつぶしてしまうということがないよう、背中の保湿も日頃から意識をしてみてください。

例えば、スプレーボトルに化粧水を入れ、お風呂上りに何回か背中に吹きかけるだけでも、何もしない状態よりうんと保湿効果を持たせることが可能です。

まとめ

ニキビにはいくつか種類があり、その種類によって対策や原因も異なってきてしまいます。

できたばかりの「白ニキビ」はまだケアしやすい段階と言えますが、特に背中ニキビ跡を作りやすい「黒ニキビ」と「赤ニキビ」は要注意で対策をしていく必要があります。

ニキビ跡ができてしまい、直そうと思った場合はまず食事などを見直すことで新陳代謝をあげ「正常なターンオーバー」を意識することも大事です。

肌にはサイクルがありますから、そのサイクルを正常に戻すだけでも肌荒れや肌のトラブルは改善に向かわせることができます。

濃い色素沈殿などは市販の薬品や一般的なケアで治すことは難しいので、皮膚科や美容外科での相談が必要になってきます。

可能であれば、そうなる前に「跡にせずニキビを治す」ということを意識し対策を打っていきましょう。

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