背中の黒ずみと原因!その対策は?
背中の黒ずみとは
自分では肉眼でチェックできず、個々人に合ったケアが難しいというのが「背中」です。まっさらで綺麗な背中を保つというのは意外と難しく、多くの人が赤いポツポツや産毛に悩まされているものです。その中でも、特に気になるのが黒ずみです。理想の綺麗な肌でいたいのに、手ごわい黒ずみに悩まされているという人も多いのではないでしょうか?
ケアをしたい!という場合、まずは何をすればいいんでしょうか。そもそも、黒ずみの原因とはなんなのでしょうか?背中に限らず、皮膚が黒ずんでしまうという現象は多くあります。その原因の一つにあげられるのが「毛穴の黒ずみ」と言われるものです。
毛穴の出口が狭くなってしまうことで、皮脂や角質が溜まってしまい(=ニキビ)、それが酸化して黒く変色してしまうことで、毛穴が黒くなり全体が黒ずんで見えてしまうんです。
背中が黒ずんでしまう原因とは?
背中が黒ずんでしまう仕組みは分かりましたが、そもそも「皮脂や角質が溜まってしまう」原因はなんでしょうか?その理由は実はたくさんあります。
まず一つ目に、普段から洋服を着ていることで、蒸れやすく菌が溜まりやすいという点が挙げられます。その上、服との摩擦で常に皮膚が擦れているので、菌がよりニキビを引き起こしやすい環境になってしまっているんです。これらの原因に対しては、肌着を清潔に保つ・背中に負担の大きい(締め付けのきつい)下着を避けるといった行動で緩和できますので、対策をしていきましょう。
二つ目に、背中というと産毛が生えており、処理が難しいと悩んでいる人もいるかと思います。この背中の毛は脂漏性毛包とも呼ばれていて、要は皮脂の分泌を促す特徴を持っているんです。実は、背中というのは体の中でも「皮脂腺」と呼ばれる部位が多い箇所とされており、皮脂の分泌が他の箇所よりも多い場所になっています
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そのため、ニキビが多くできてしまう=皮脂や角質が溜まってしまう=黒ずんでしまうという仕組みになってしまっているんです。
黒ずみをなくして綺麗な背中にする方法3選!
では次に、原因が分かったので、それを踏まえ背中の黒ずみの対策について考えていきましょう。
まず一つ目の対策ですが、「清潔に保つ」というのが何より先に挙げられます。体質や生活バランス的に、皮脂の分泌を抑えるという対策が難しいという方でも、「清潔に保つ」という点なら行える、という人も多いのではないのでしょうか?
お風呂に入るとき、洗い流したシャンプーやリンスが背中にかかってしまうのを避けるというのはとても難しいことです。このシャンプーやリンスが背中に残ってしまい、ニキビの原因となっているというケースも珍しくありません。中には身体を洗ってから髪を洗うという人もいるかと思いますが、髪を洗い流したあと、背中だけでももう一度石鹸で洗い、洗髪材が原因となるニキビを防いでいきましょう。
また、中には背中のニキビが痛くてあまり強く洗えないという方もいるかと思います。そんな方は、手にしっかり泡立てた石鹸を乗せ、手のひらで洗ってみてください。その際、ポイントは手で洗うのではなく「泡で洗う」というイメージを持つことです。強く洗わなくても、雑菌などはこれでしっかり対処ができます。
次に、二つ目の対策です。ニキビの原因は「皮脂の過剰分泌」とされていますが、そもそも皮脂の過剰分泌を引き起こしているのは「乾燥」と言われています。つまり、乾燥を防ぐことでニキビができる=背中の黒ずみの元を断つという対策方法です。お風呂あがり、顔や腕、脚の保湿に加え、背中の保湿もこれからは意識して行ってみてください。
例えば、市販の化粧水を水で薄めてキッチンペーパーに沁み込ませ、簡易パックを作り背中に張り付けるだけでも効果は大きく違ってきます。しっかり凝りたいという方は、背中保湿用のケア用品が既に多く発売されていますので、ぜひ自分の肌に合うものを選んでみてください。
最後に、やはり「生活バランスを整える」という対策が挙げられます。というのも、ニキビの原因の一つに「ホルモンバランス」が大きく作用しているからなんです。例えば、生理前や生理中、生理後にニキビができやすいという方は多くいるかと思いますが、これは生理によってホルモンバランスが崩れているためです。
ホルモンバランスが崩れる原因は、生理だけではありません。睡眠不足や不規則な食生活、栄養バランスの偏った食事なども、ホルモンバランスが崩れてしまう原因とされています。せめて自分で意識し改善が行える部分で、「整った生活バランス」を意識し、一つでもニキビを減らせるようにしていきましょう。
対策の中でも特に保湿が大事である理由
上記で挙げた3つの対策ですが、一番重要になってくるのはやはり「保湿」です。というのも、乾燥が何よりの黒ずみの大敵になってくるからです。そもそも、ニキビというのはできてしまってもしっかりケアして治せば黒ずみの元になることはほとんどありません。できたニキビを適切に治せず、潰してしまったりケアせず放置してしまうことで黒ずみに繋がってしまうんです。
乾燥というと、どうしても避けられないのが皮膚のかゆみです。意識して抑えられている間はいいですが、就寝中などはどうしても我慢できず…という方も多いですよね。皮膚をかいたとき、ニキビもひっかいてしまい潰してしまう、跡にしてしまうという点で、乾燥というのは何より避けたい事案になってくるんです。
背中の保湿ですが、前述の通り、専門のグッズなどが手元に無くても化粧水とキッチンペーパーがあれば簡易的なパックを作ることができます。特に密着度を上げたいという方は、ハサミで切り込みなどを入れると身体の線に合わせて柔軟に広がってくれますのでお勧めです。
また、ニキビができてしまい薬を塗りたくても上手に塗れないという方もいるかと思います。そんな方に向け、多くの製薬会社などが孫の手を応用したイメージの「薬を塗るためのグッズ」を開発しているので、ぜひそれをチェックしてみてください。
ガーゼに化粧水を沁み込ませ、このグッズでさっとお風呂上りに化粧水を塗るだけでも保湿効果を得ることはできますので、一家に一つ欲しいアイテムとなっています。
それ以外にも、該当部分に塗るのではなく背中全体にスプレーすることで保湿やケアを行うスプレータイプのケア用品も最近では多く発売されています。背中は自力で保湿やケアを行うのが難しい箇所だからこそ、便利なアイテムを活用して簡単に保湿を行える環境を作っていきましょう。
まとめ
背中の黒ずみの原因は、多くが角質や皮脂の酸化によるものです。そのためには、ニキビを作らない、できたニキビをしっかり治すということが大事になってきます。ただでさえ皮脂の分泌が多い背中で、過剰分泌を促しニキビの生成を進めてしまっている何よりの原因は「乾燥」にあります。
様々なグッズを便利に使い、保湿を快適に行える環境を作ることで、ニキビのできない=背中の黒ずみがない皮膚を目指していきましょう。
また、保湿をしっかり行っていても、睡眠不足や睡眠の質の低下、不規則な生活リズム、バランスの悪い食生活などでホルモンバランスの崩れが引き起こされ、ニキビができてしまうという場合もあります。自分の生活を見直し、直せる部分を見つけられたらぜひ改善していきましょう。