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背中ニキビにボディソープを使ってはいけない理由4つ

背中ニキビがあるけど、お風呂でいつものように洗ってもいいの?背中ニキビが少しでもよくなるボディソープってあるの??逆に悪化させてしまうボディソープってあるの!??

などなど、背中ニキビがあるときのお風呂って、ちょっと迷ってしまうことがありますよね。

実は、背中ニキビがあるときはなるべくボディソープを使わないほうがいい、というのが正解。

できるだけボディソープを使わず、シンプルな固形石鹸を使ったほうが背中ニキビには優しく、刺激も少なく清潔に保つことが出来ます。

ではなぜボディソープを使ってはいけないのか、実際に含まれている成分を見ながら解説していきます。また、背中ニキビのお風呂での洗い方のポイント、そしてどんな固形石鹸がいいのか??もお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

背中ニキビにボディソープを使ってはいけない理由4つ

早速ですが、ボディソープを使ってはいけない理由には4つあります。それは、

①ボディソープには合成界面活性剤が多く入っている
②ボディソープには余計な添加物が多い
③ボディソープの「しっとり成分」の正体は「油分」で、毛穴が詰まりやすくなる
④泡で出るタイプは濃度が高く、刺激になりやすい上にコスパも悪い

です。それぞれ解説していきます

① ボディソープには合成界面活性剤が多く入っている

次章にて実際の成分表を提示しながら解説しますが、多くのボディソープは合成界面活性剤を多く含んでいます。

洗浄力を強くしたり、泡立てやすくしたりと使用感(テクスチャー)をあげるためです。

ところで、界面活性剤とは良く聞きますが一体何のことかと言うと、本来混ざり合わない「油」と「水」を混ぜるものが界面活性剤で、非常に多くの化粧品やクリーム、洗剤などに使われています。

界面活性剤=体に悪い、というイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、決して全てのものが人体に毒性のあるものではなく、例えばシンプルで無添加な石鹸であってもそれは「界面活性剤」に分類されることがあります。

☆界面活性剤の役割☆

・洗浄成分
・泡立てる
・乳化
・柔軟剤
・殺菌成分

など

界面活性剤には非常に多くの種類があり上記のように用途も様々なのですが、その中で私たちが注意しなければいけないのは「合成界面活性剤」と呼ばれる化学物質を合成してできた界面活性剤です。

これも毒性のレベルは確かにものによってまちまちですが、いざボディソープに含まれると洗浄力が必要以上に強くなり、皮膚を守っている皮脂膜や角質層などのバリア機能までもを壊してしまい、乾燥肌や肌荒れを招いてしまいます。

またバリア機能が壊されることによって、ボディソープに含まれる他の添加物(化学物質)が肌内部に入り込んでしまう危険性もあるわけです。

良く出回っている合成界面活性剤で、特に避けたほうがいいものを下記にピックアップします。

・ラウリル硫酸Na
・ラウレス硫酸Na
・オレフィン(C14-C16)スルホン酸Na

これらは肌への刺激・脱脂作用も強いものですので、この成分表示のあるものは特に避ける必要があります。

背中ニキビが出来ている時は、肌にこれ以上の刺激とストレスをあたえることは厳禁なため、危険な合成界面活性剤は避けなければいけません。

② ボディソープには余計な添加物が多い

これは一目瞭然ということで、ドラッグストアで実際に探した中で、一番成分表の記載の少ない(添加物の少ない)ボディソープと、石鹸の比較を載せます。

このボディソープは「お肌にも優しい無添加ボディソープ」とうたっていますが、本当にそうでしょうか?

一番成分表示が少ないボディソープであっても、色々入っているのが分かります。これら成分の概要は下記になります。

・ラウリン酸   ・・・洗浄力が高い洗剤。使用感はいいが刺激になることもある
・コカミドDEA  ・・・非イオン性界面活性剤で安全な洗浄成分
・ミリスチン酸  ・・・油性成分で刺激性が懸念される
・ラウラミドプロピルベタイン ・・・界面活性剤、こちらは安全な洗浄成分
・水酸化K    ・・・食品にも入れられる添加物。水に溶けやすくする
・塩化Na     ・・・親水性増粘剤。肌を引き締めたり品質保持をする
・エタノール   ・・・保湿成分として配合されているが、肌への刺激は強く、
             肌を乾燥させるという弱点もある。使用は控えたい
・モモ葉エキス ・・・保湿、抗酸化、消炎など
・エチドロン酸 ・・・品質保持(キレート剤)

全ての成分が悪いわけではありませんが、刺激になりやすいラウリン酸、ミスチリン酸、エタノールなどの他に、品質を保つための添加物であるエチドロン酸も入っています。

着色料、香料、鉱物油、防腐剤が無添加とはいえ、その他の添加物は結構入っていることが分かりますよね。肌への刺激がかなり懸念されます。

因みにモモの葉エキスは確かに肌に良さそうな成分ですが、通常こういった成分は極少量しか含まれていないのと、すぐにシャワーで流してしまうので、たいした付加価値にはならないのが実態です。

一方で、こちらは一番成分の少ない石鹸です。この石鹸もドラッグストアで見つけました。

お分かりの通り、石鹸素地(オリーブオイル)しか入っていません。

この石鹸はオリーブオイル100%でできています。オリーブオイルはオレイン酸という脂肪酸が多く含まれており、肌に刺激を与えにくいと言われています。

汚れはちゃんと落とすのに、肌に残すべきものは残し、かつ添加物も合成界面活性剤も一切入っていない優秀な石鹸です。

添加物は多ければ多いほど肌への負担は増えますので、背中ニキビを治そうと思ったらできるだけ余計なものが入っていないものを選びましょう。

その点、ボディソープよりも石鹸のほうが背中ニキビには合っているといえます。

③ ボディソープの「しっとり成分」の正体は「油分」で、毛穴が詰まりやすくなる

ボディソープには「しっとりタイプ」や「肌が潤う」など、乾燥肌を気にした人向けの商品が多く存在します。

しかし、しっとりさせるためにボディソープには余計な油分が加えられており、油分で肌の表面を覆うようにしているのが実態です。

背中ニキビは毛穴に皮脂や老廃物が詰まってしまうことで起こるので、せっかく背中を洗っても、結局毛穴に余計なものが詰まってしまうだけになり、本末転倒です。

またお風呂上りのケアをするのにも(ローションを塗ったりボディクリームを塗ったり)、油分が邪魔して上手く浸透せず、効果が半減してしまう恐れもありますので、ボディソープに「しっとり」や「潤う」などの成分はないほうが断然いいです。

④ 泡で出るタイプは濃度が高く、刺激になりやすい上にコスパも悪い

泡で出るタイプのものはなんと言っても便利で、使い勝手がいいですよね。

ですが、通常石鹸やボディソープは多量の水を足しながら泡立てるのに対し、泡タイプのソープは成分の濃度が高いままで使われます

水を足すと泡がへたっちゃうので、そのまま使うには、少々濃すぎる場合があります。

また泡ででるタイプのボトルは、ボトルそのものに大きなコストがかかっています。内容量はたいしたことないのに、ボトルの分だけ高く、コスパという観点ではあまり優秀ではないかもしれません。

泡タイプはあっという間に使い切ってしまいますしね。

背中ニキビを治すには、肌に優しくてお財布にも優しいものの方が長続きしますので、できればコスパにも優れているものがいいですね。

代表的なボディソープの実際の成分表を見てみよう!

では、代表的なボディソープの成分表は実際どんな感じでしょうか。どれもドラッグストアでみつけられるものをピックアップしました。

肌に優しそうなボディソープでも、こんなに色々入ってるんだ~という気づきがあると思います。

Dove


ミリスチン酸、ラウレス硫酸Naなど肌への刺激が懸念される添加物が入っていますね

ビオレ

ラウレス硫酸アンモニウムが成分として入っていますが、これは安価で脱脂力がとても強いもので、敏感肌には向きません。

またDove同様にラウレス硫酸Naも入っていますね。

メルサボン リフレッシュボディウォッシュ

とにかく入っている成分が多すぎますね。洗浄するだけのものに、こんなにたくさん添加物が入っていても、逆に肌に負担をかけるだけです。

また、ビタミン・フルーツエキス・ボタニカルエキスが入っているとありますが、定価800円の価格の中でどの程度配合されているのか疑問ですし、すぐに洗い流されてしまいます。

また、一番気になるのは「ラウリルグルコシド」という非イオン界面活性剤で、これは脱脂作用が強いことで知られています。使うことで乾燥肌を招いてしまうかもしれません。

背中ニキビには固形石鹸がおすすめ

ボディソープには背中ニキビにとって不必要なものが沢山入っていることが分かりました。一番最初にも言いましたが、背中ニキビ肌はとても敏感な肌状態ですのでとにかく添加物などが入っていないものを選ぶのがベターです。

繰返しになりますが、できれば固形石鹸がいいです

純粋な石鹸成分(洗浄成分)だけで作られたものですと、残すべき皮脂は残し、洗うべき汚れはきちんと落としてくれ、肌を守りながら背中を清潔にしてくれます。

洗浄力の強いボディソープに慣れている方であれば、最初は洗い上がりに「つっぱり」を感じたりするかもしれませんが、それは合成界面活性剤や余計な添加物を使用していないからで、肌にとって余計なものが入っていない証拠です。

背中ニキビの正しい洗い方

また、石鹸で背中を洗うにも、その洗い方に注意が必要です。ナイロンタオルなどでゴシゴシしてしまってはどんなに石鹸成分が優しくても
ニキビ肌を傷つけ、乾燥させてしまいます。

洗うときは必ず手で、優しく洗うようにしてください。それでも十分に汚れはとれます。

大切なのは「丁寧に」行うことです。日々のお風呂でのケア方法を見直すだけで背中ニキビの症状もだいぶ変わってくるはずです。ぜひ実践してみてください。

まとめ

(1)背中ニキビにはボディソープを使ってはいけない理由が4つある
①ボディソープには合成界面活性剤が多く入っている
②ボディソープには余計な添加物が多い
③ボディソープの「しっとり成分」は、油分で毛穴が詰まりやすくなる
④泡で出るタイプは濃度が高く、刺激になりやすい上にコスパも悪い

(2)ドラッグストアで買える代表的なボディソープでも、刺激の強い成分が入っている
(3) 背中ニキビは肌が敏感になっているので、とにかく添加物や余計なものが入っていないものを選ぶ必要がある。石鹸がおすすめ
(4)背中ニキビを石鹸で洗うときは、必ず手で優しく洗うこと

如何でしたか?普段何気なく使っている「優しそうな」ボディソープでさえも、実は肌への刺激が懸念されるものということが分かりました。

背中ニキビがあるとお風呂一つとっても色々迷ってしまいますよね。とにかく肌にとって優しいものを選ぶことが治すことの近道になるので、ぜひシンプルな石鹸に切り替えてくださいね。

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