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あなたの背中の黒ずみ、アトピー性皮膚炎が原因かも?

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背中が黒ずんでしまう原因って、ニキビやニキビ跡が原因であることも考えられますが、アトピーの症状によっても背中が黒ずんでしまうことがあります。

今回は、アトピー性皮膚炎によって背中の黒ずみに長年悩んできたNさんの体験記を紹介しながら、アトピー肌の克服方法、そして背中の黒ずみ対策方法をお伝えしていきます。では早速みていきましょう!

 

背中の黒ずみにも色々な種類があります

背中が黒ずんでしまっている人は、日ごろから気にして隠していることが多く、実は悩んでいるという人の多さにビックリします。そんな私も背中の黒ずみに悩んでいる人の1人。

ですが今現在は少しずつ改善されてきて、『悩んでいた…』といった方が良いかもしれません。ここでは、私を小さい頃から悩ませてきた肌トラブルの実体験をもとに、どうやって背中が黒ずんでしまったのかその原因と経過、そしてここ数年行っている改善策もあわせて紹介していこうと思います。

背中の黒ずみがどんなに悩ましいことか、私は身をもって体感してきましたので、今日もどこかで悩んでいるあなたのちょっとした助けになったら幸いです。

私の背中の黒ずみの大きな原因となった、アトピー性皮膚炎

私の背中の黒ずみの原因のもとになったのは、アトピー性皮膚炎(以下アトピー)です。遺伝性とも言われるアトピーですが、私の家族の中にアトピーで悩んでいるものはいません。

そもそもアトピーには、たくさんあるとされている原因がどれも仮説といわれていてはっきりしないというのも事実だそう。それでは実際に、このアトピーの症状が私の背中の黒ずみにどう関わってきたのか経過を追ってみていくことにしましょう。

物心ついたときからアトピーの症状がありました

小さな頃からアトピー体質だった私は、物心ついたときからポリポリと身体をかいていたのを覚えています。1番最初に湿疹が出たのは、下着のパンツのゴムが当たるところ。それも、おなかなど身体の前部分ではなく後ろで、腰のあたりと、お尻と太ももの付け根でした。

皮膚科と内科が一緒になった町の病院に連れて行ってもらって、電気を当てる治療を受けていた記憶が鮮明に残っています。ひどいときはジュクジュクしてしまう程になるものの、電気治療と処方された軟膏でおさえられる。

しばらく良くなったり悪くなったりを繰り返していたそうです。電気治療に効果があったか否か…今となっては不明です。

小学校で1度治まるも生理開始からアトピー性皮膚炎が再発

小学校低学年の頃は自分でもアトピーに悩まされたという記憶はあまりなく、基本的に背中や腰、太ももの付け根など隠せる部分だったこともあって、写真にもまったく残っていません。

ですが、生理が始まった6年生くらいで、ホルモンバランスの関係からか今度はひじやひざの内側など、見えるところにもポツポツと湿疹が出始めました。

続いて背中の上部分と脇の後ろ側にも。みるみるうちにひどくなり、学校での水泳の授業が本当に嫌だったのを覚えています。傷のせいで下着が肌にくっついてしまったこともありましたね。その頃もまた湿疹が出たり治ったりで、ひどくなってしまったときだけ塗り薬でおさえていました。

10代後半から20代前半は、皮膚科にも行かず背中を放置・・

子どもの頃は親に頻繁にチェックしてもらっていた背中や太ももの湿疹も、1人暮らしを始めたあたりから完全に放置状態。中でも背中はどんな状況になっているのか気にすることもせず、毎日ポリポリ気が済むまで掻いていたのを覚えています。

ひどいときは引っかきすぎて血が出たり、たくさんかさぶたができていたことも。それでも、勉強だけではなく遊びやアルバイトで忙しかった私は皮膚科へは行かず、そのままにしてしまい背中がどんな状態かをまったく把握していませんでした。

食べるものも偏り、お酒を飲んだりタバコを吸ったり、寝る時間もバラバラ。身体がビックリしていたのもあるかもしれませんね。ここらへんで肌の異変に気付いて皮膚科に行っておけば…と、今ではとても後悔しています。

ボディボードにはまり、とにかく背中も日焼け。今となっては大後悔

その頃出合った彼氏の影響でボディーボードを始めた私は、休みとなれば海へ。当時、こんがりと日に焼けた肌が流行っていたこともあり、日焼け止めなどは一切塗らず海へ。

本当に今思えば、皮膚科にも行かず日焼け止めも塗らず、もともと弱く傷のついた肌を危険にさらしてしまって…やめておけばいいのに、何も考えずガンガン日焼けしていました。でもときには背中を大きく露出する服を着たい!と思うことも増えて、夏には少し気にする時もありました。

ですがここでも痒いのをちょっと我慢した程度でそこまでの対策は相変わらず取っていませんでした。この頃は後姿にも気をかけるようになって、鏡でチェックすることもありましたが、少しの湿疹や引っかき傷などはあったものの、まだ黒ずみまではありませんでした。

出産後、肌に大きな変化が。背中には沢山の湿疹や傷が出来ていました

それまでは大きな引っかき傷にしてしまわない限り、跡に残ることはあまりなかったのですが、子どもを出産した頃から肌質が変わったのか傷の跡が黒く残るようになってしまったのです。

それと同時に湿疹の出る箇所も増えていき、初めて「このまま放っておくのは怖いな…」と思うようになり、友人からすすめられた皮膚科へ出向きました。その時点で身体のあちらこちらに湿疹が出ていて、特にひどかったのは背中の上部、肩甲骨の間といえば分かりやすいでしょうか、その部分と顔、腕でした。

先生は『もっと早い段階からちゃんとした治療を受けていれば良かったけれど、仕方がないね。』と1番胸に刺さる一言をおっしゃられて。そこで背中など、顔以外の患部に関してはひとまずは傷をおさえるため強めのステロイド軟膏を、顔には弱いステロイド軟膏、そして内服の抗ヒスタミン剤を処方してもらいました。

手が届かない背中は自分では塗れなかったので、母や主人にお願いして塗ってもらっていましたね。その後、薬のおかげでグンと痒みは抑えられて、傷もだんだんと治まっていきました。

湿疹が治まったところで、背中がかなり黒ずんでいることが発覚!皮膚科で出会ったプロトピックが私を救うことに

それまでは湿疹や傷が常にあったので鏡で確認してもよく見えてなかったのですが、引っかき傷が治まり、あらためて鏡で背中(肩甲骨の間)を見ると黒ずみが広がっているのを見つけてしまいました。

そして、悲劇はもう1つ。なんと、なんと、黒ずみだけではなくヒョウ柄のようなまだら模様になってしまっていたのです。

これはかなりのショックでした。ちょうど皮膚科の再診予約をしていたのでその時に診てもらうと治るとは思うけれど、ここまでくると少し時間がかかるね。とのこと。

ものすごく落ち込んでしまいましたが、時間をかけてでも治るなら、今から頑張って治そうと決めました。ここで顔を含めた身体全体、傷の治まったところへ塗るプロトピック軟膏を処方してもらいました。

このプロトピックという薬は、比較的新しい薬で今もまださまざまな研究が進められている段階なのですが、ステロイド軟膏のように依存性がなく皮膚を硬くしてしまうこともない薬で、肌の色素沈着も薄くしてくれるという薬。

人によっては(私も)塗った後しばらく火照りやピリピリとした痛みがあることもありますが、慣れてきますので続けると黒くなってしまった跡が薄くなっていくというとても嬉しい薬です。もちろん全員に確実に効くわけではありませんが、少なくとも私には効果がありました。(妊婦さんは使用できないなどの決まりがありますので、必ず医師に相談のもと使うようにして下さい。)

今現在もプロトピックを使用中、背中の黒ずみは確実に薄くなりました

プロトピックのおかげでステロイド軟膏を使わないといけなくなることはほとんどなくなりました。それと同時に、背中に直接関わることに少しずつ目を向けてみることにしました。以下に私の背中ケア方法を紹介します。

・背中に直接触れる服を年中コットン素材のもに。
・長時間のお風呂や熱いシャワーは痒さを増すことになるので、短めのシャワーに。
・シャンプーやコンディショナーが背中に触れないよう、頭を下げてすすぎ、シャワーを終わる直前にしっかり背中をもう1度流す。
・アトピー体質に必要な油分が奪われるので、ボディソープは汗を多くかくところ以外使わない。
・痒いときは我慢せず薬を塗る。

などです。黒ずみも少しずつではありますが薄くなってきて、引っかき傷ができることもほとんどなくなりましたが、それでもやはり生理が来るたびに痒くなったり、寝ている間にポリポリとしてしまっていることも。

そんなときは我慢せずにその状況にあった薬をすぐに塗ります。現段階でもまだまだ完治とは程遠いですが地道に確実に治せたらと思っています。

まとめ

(1)幼少の時から悩まされていた、アトピー性皮膚炎が背中の黒ずみの原因に

(2)一時期アトピーが落ち着くこともあったが、10代、20代ではアトピー再発しても皮膚科に行かず、背中を放置

(3)出産を機に肌質が変わり、これまでのアトピーによる湿疹や引っ掻き傷が、黒ずみとして背中に残るようになってしまった

(4)やっと皮膚科を受診。プロトピックという新薬を処方され、現在進行形で使用中。徐々に背中の黒ずみが薄くなってきたことを実感

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長い年月を経てできた黒ずみは、なくなるまでにも時間がかかります。初めて背中に黒ずみやまだら模様を見つけたときのショックは今でもよく覚えていますし、女性なら特に大きな不安に駆られると思います。夏に着たい服も、流行の服も着られないなどの悩みはありますし、人の目もきになります。

ですがこればっかりはすぐに治すことは不可能で、ゆっくりと気長に治していくしかありません。皮膚の疾患は、ストレスとも大きな関わりを持っていると言われていて、焦れば焦るほど悪化したりするものです。

1番大切なのは、背中の黒ずみに気付いたら放っておかず、まずは信頼できる皮膚科に早めに相談して、自分に合う治療法を見つけてもらうことです。背中の黒ずみに悩む全ての女性がまたキレイな背中を取り戻せますように、この記事が少しでもお役に立てたら嬉しく思います。

Nさん、アトピー性皮膚疾患の貴重な体験記をありがとうございました!長い年月アトピーに悩んできたことも然り、なにより女性として「背中の黒ずみ」を見つけたときのショックは計り知れないですよね。

背中の黒ずみは背中ニキビやニキビ跡に起因するものもありますが、アトピー性皮膚疾患によっても黒ずんでしまうことがあると分かりました。もしあなたの背中の黒ずみが「背中ニキビ」では考えにくい場合、アトピーや(そこまで酷くなければ)強い乾燥肌などの原因も考えられそうです。

背中の黒ずみが一向に良くならない、もしくは酷くなるような状態であれば、手遅れになる前にぜひ皮膚科受診をしましょう!早くあなたの背中が「綺麗な背中」へと回復しますように。

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