背中ニキビがもたらした彼との強い絆。隠さなくていいんだ!
もくじ
結婚を考えている彼に、背中ニキビで幻滅されるのでは・・と不安でした
私は34歳の会社員です。私が20代最後の恋愛をしていたとき、当時お付き合いをしていた彼氏が一番自分に合っていると感じていました。私は29歳でしたので、そろそろその彼と結婚をしたいと考えるようになっていたのです。しかし、私には大きな悩みがありました。元々私は、顔にもニキビが出来やすい体質で、脂性肌の持ち主でした。そのせいなのか、背中にも赤いニキビがたくさん出来ていたのです。
色々と、ニキビの薬を背中に塗ってみたこともあるのですが、私の背中のニキビが頑固なのか、きれいになることはありませんでした。そんな悩みを抱えてお付き合いをしていたので、普段から背中の開いた洋服はもちろん着ませんでしたし、水着姿も見せたことはありませんでした。もし、背中のニキビがあることがバレてしまったら、幻滅されると思っていたからです。治すことが出来なかったので、私には隠すことしか出来ませんでした。
そんな彼とのお付き合いが、1年ほど経ったころ、いよいよ結婚の話も出始めるようになったのです。彼と一緒にいると安心できましたし、私は彼のことが大好きでしたので、結婚出来たら幸せだなと思いました。
ある日、デートで着ていた白のブラウスに赤いシミ・・なんとニキビから血が出ていた!
そんなある時、彼と映画でも見に行こうとなりました。季節は夏でしたので、私は当日白いブラウスを着ていきました。映画を見終わって、ディナーのお店を探していたときのことです。たまたま私の後ろを歩いていた彼が私に言ったのです。「なんか、赤いシミみたいなのが、ブラウスについているよ。」その言葉を聞いた私は、ケチャップでもつけたのかな、とかのん気なことを言いましたが、ふと思い当たることが浮かび、慌ててトイレへと駆け込みました。
前日に大きなニキビが背中に出来ていたことを思い出したのです。ブラウスを脱いで確認してみると、やはりその大きなニキビがつぶれて血がにじんでいました。着替えなどもちろん持ってきていませんでしたので、ショッピングモールの中で新しい洋服を買うことにしました。
彼は、「辛かったね、大丈夫?」と優しく心配までしてくれる人でした
しかし、外で待っている彼氏に隠して行く訳にはいきませんでした。もう正直に話すことにしたのです。もしかしたら、これで振られて関係が終わるかもしれない気持ちと、恥ずかしい気持ちで、私は顔を真っ赤にしながら彼に説明をしました。(それくらい、背中ニキビで幻滅されるのが怖かったのです・・)
すると彼は、ニコニコと冷静に聞いてくれたのです。今まで辛い思いもしたのではないか、と心配までしれくれました。そして自分の着ていたカーデガンを私に着せてくれて、新しい洋服を買ってくれたのです。
この体験で私は、彼を結婚相手に考えて間違いないと確信出来ましたし、彼に感謝の気持ちしかありませんでした。そんな彼と30歳になったのを機に結婚し、今では背中のニキビの話を笑って二人で話せるようになりました。
人のコンプレックスや悩みってそれぞれですが、私は本当に振られるんじゃないかってくらい背中ニキビが悩みの種でした。でも、自分が思ってるほど人ってあんまり気にしないのかな、と思った瞬間でもありました。背中ニキビで悩む皆さん、案外彼氏はすんなり受け入れてくれるかもしれませんよ、さんざん悩んだ私が言うのもおかしいですが、あまり気にしなくてもいいのだと思います!