汚い背中よ、さようなら!背中の黒ずみとニキビ跡を治して、色艶のある背中になる3つの方法
背中ニキビが出来たのは気づいてはいたけど、いつの間にか黒ずんだ跡になっちゃってた!
なんて経験はありませんか?そのうち治るだろうとかるーく構えていたら、いつの間にやらクレーターや黒い斑点に・・・みつけたときはとてもショックですよね。
凹凸や黒ずんだ色むらで背中全体がくすんで見えて、遠くから見てもとても綺麗とはいえない自分の背中にがっかりしてしまうことも。
でも、背中ニキビは意を決して治そうと決めたときから治るもの。ニキビ跡になってしまっても、しっかりとしたケアや対策を講じればちゃんと良くなっていきます。
この記事では、なぜ「背中ニキビが跡になってしまう」のか、原因を解明しながらどのようなケア方法が綺麗な背中への近道となるのか?お伝えしていきます。
背中ニキビが跡になってしまうメカニズム
なんとなく気になっていた背中ニキビだけど、いつの間にか、一体どうやって跡になってしまったのでしょうか?
まずは背中ニキビが出来てしまうメカニズムに触れながら、どのようにして「跡」へと移り変わっていくのか解説していきます。
背中ニキビ跡の発生過程
背中ニキビ跡の発生は、「白ニキビ」と呼ばれる背中ニキビが出来てしまうところから始まります。これを放置するとどんどんニキビが進行し、最後にはニキビ跡になって深い爪痕を残していくのです。
(1) 背中ニキビ初期段階 --白ニキビ・黒ニキビ
・角質が硬くなり毛穴をふさぎ、そこに(毛穴に)皮脂が溜まって白ニキビになる。古い角質が正常に除去されないため、毛穴に汚れが詰まることで起こる。
・白ニキビが空気に触れて酸化し、黒ニキビになることも。
(2) 背中ニキビ中期段階 --赤ニキビ
・白ニキビや黒ニキビの状態を放置すると悪化し、炎症をおこして赤ニキビへと発展
・ひりひり痛みを伴うニキビになってしまいます。
(3) 背中ニキビ後期段階 --黄ニキビ
・炎症をおこしたニキビ菌を鎮めるために、白血球がニキビ菌と戦います。その戦った跡(残骸)として毛穴に黄色い膿が残り、黄ニキビとなります。
(4) 背中ニキビ末期段階 --ニキビ跡
・黄ニキビの膿が潰れたときに、ニキビ跡になってしまいます。跡として残らないニキビもありますが、人によっては浅いくぼみや、色素沈着がおこります。酷い場合だと深いクレーター跡になってしまうこともあります。
このような過程で背中ニキビがニキビ跡へと発展していってしまうのです。
背中ニキビ跡の3つの種類と3つの対策
上述にあるように、背中ニキビ跡にもいくつかの種類があることがわかります(浅いくぼみ、色素沈着、クレーター跡)。
なぜこのような種類があるのかと言うと、赤ニキビの時の炎症度合いによってニキビ跡のレベル(タイプ)が変わってくるからです。
つまり、炎症が激しくなればなるほど、それだけ深い跡も残していってしまいます。
赤ニキビの炎症がそこまでひどくなければ「浅いくぼみ」レベルで落ち着くこともありますが、赤ニキビの炎症がそれこそかなりの痛みも伴って激しいものであったら、最後には深い「クレーター跡」のように激しい爪痕を残してしまう可能性があるわけです。
では、それぞれの背中ニキビ跡を綺麗にするには、どんな対策が有効でしょうか?下記を参考にしてみてください。
浅いくぼみ
白血球とニキビ菌の戦いはそこまで大きくありませんので、跡として残っても少しのくぼみ程度でしか残りません。
この程度のくぼみであれば、肌本来のターンオーバーが正常に行われていれば自然に目立たなくなっていきます。対策のポイントはこのターンオーバーを促進し、古い肌細胞と新しい肌細胞の入れ替えをスムーズに行うことです。
対策
ターンオーバーを促進するには、ピーリングやレチノール入りの化粧水やクリームが有効です。
どちらも古い角質を取りのぞく作用がありますので、使い続けることでくぼんだ肌がどんどんふっくらしてきます。
レチノールはよくシミ・シワ予防のクリームなんかに入っていることが多いですが、化粧水タイプもありますのでこちらの方が背中に使いやすいかもしれません。
ただし、ドラッグストアなどであまりにも安売りしているものだとレチノール含有量が極端に少ないことが多いので注意が必要です。
ピーリング材であれば割と安価なものでも問題ないと思いますが(エステや美容皮膚科のピーリングより弱いものになるので、逆に肌への負担が減るため)、レチノールのクリームや化粧水については含有量をよく確かめた方が懸命です。
色素沈着
背中ニキビの色素沈着には「紫色(黒色)」と「茶色」の2つの種類があります。
赤ニキビの炎症時に、白血球とニキビ菌が戦っていたときのダメージで肌組織や血管が傷つき、肌内部で内出血をおこしてしまう状態が「紫色」の色素沈着です。
炎症のダメージが大きければ大きいほど、色素沈着になってしまう可能性も高くなってしまいますが、紫色の色素沈着が出来てしまった状態でさらに紫外線を多く浴びてしまうと、今度はメラニンが沈着して茶色くなってしまい、ここまでくるとなかなか治るのに時間がかかってしまいます。
人の肌は紫外線を浴びるとメラニンを生成し、外の刺激から弱い肌を守ろうとします。紫色に色素沈着した部分は肌の「弱い」部分なので、紫外線を浴びると真っ先にこの紫色部分にメラニンが多く生成され、肌を守ろうとする動きがでてきます。
その結果には紫色の部分はメラニン沈着によって茶色く変わってしまい、「シミ」として肌に残ってしまうことになるのです。
対策
まずは絶対に紫外線を浴びないことが大前提です。夏の暑い日であっても、襟足から背中はなるべく肌を出さないようにしてください。改善してくるまでは、水着もぐっと我慢。
辛いですが、これが背中ニキビの跡を治すための近道です。
そして普段のお手入れでは、ビタミンC誘導体や美白用品が有効です。色素沈着なので美白をして肌を明るくしていくことがポイントなのですが、美白用品だけではなくビタミンC誘導体にも美白効果があります。
どちらも化粧水・クリームとありますので、使いやすいほうを選んでみてください。両方使っても効果的ですが、美白用品を選ぶ時は「医薬部外品」を選んだほうが効果が高いとされていますので、注意して選んでみてください。
深いクレーター跡
赤ニキビの炎症が激しいと毛穴の広い範囲まで影響が及んでしまい、深いクレーター跡となって爪あとを残します。
ここまできてしまうとなかなか自宅でのお手入れは難しいのが正直なところです。正常なターンオーバーだけでは肌がふっくらしてくるのに時間がかかってしまいますので、専門家の手を借りるのが一番効果的です。
対策
美容皮膚科でのレーザー治療、もしくはエステサロンでのピーリングがいいでしょう。
美容皮膚科では医師免許をもった先生が個々の症状をしっかり診断した上での治療になるのでよくコミュニケーションをとって納得のいく治療方法を決定することが可能です。
また、エステサロンでも美容のスペシャリストが肌状況をみた上で、ピーリングなどのお手入れをしてくれます。エステのピーリングは市販のものよりも強い成分が多いので、よりターンオーバーを促進してくれクレーター跡には効果を感じやすくなります。
普段のおうちでのケアについても親身に相談に乗ってくれるので、複合的に効果を期待できます。
余談ですが、もしエステサロンでサロン用の化粧水やクリームなどの購入をお勧めされても、無理に買う必要はないので、どんな成分が入っているのか?市販の○○でも効果がありそうか?など、自分の使いたいものや予算を汲みつつ、正直な意見をスタッフに聞き、しっかりと検討することが大切です。
まとめ
(1) 背中ニキビは、白ニキビ・黒ニキビ⇒赤ニキビ⇒黄ニキビ⇒ニキビ跡というメカニズムで進行する
(2) 背中ニキビ跡には3つの種類&3つの対策がある
①浅いくぼみ⇒ ピーリング&レチノール
②色素沈着⇒ ビタミンC誘導体&美白用品
③深いクレーター跡⇒美容皮膚科やエステを検討してみる
如何でしたか?背中ニキビの跡にも色々な種類があることをお分かり頂けたでしょうか?
背中ニキビだけでも悩ましいのに、その上ニキビ跡になってしまったらもうどうにもならない・・・と沈む気持ちになってしまいますよね。
しかし、諦めるのはまだ早いです。ニキビ跡それぞれの種類によって改善方法は異なってきますし、正しい知識のもとケアを行えば確実に背中は綺麗になっていきます!
ぜひ最短距離で綺麗な背中を目指していきましょう!