背中ニキビは食生活が影響していた?美背中を手に入れる6つの栄養素と最強メニューとは
背中ニキビにがいつまで経っても治らなかったり、何度も何度も繰返し出来てしまう人は、実は食生活が大きく影響している可能性が高いです。
私たちの体は、普段食べているものから出来ており、肌細胞も、髪の毛も、骨も、爪も、全て食べ物から得られる栄養で構成されています。
なので必要な栄養が足りていないと、どんなに高い化粧水や乳液やボディクリームを使っていても、肌トラブルを起こしやすくなるのです。
だからと言って、闇雲におなかいっぱい食事を摂ればそれでいい、という訳でもありません。
それが偏った食事であれば全く意味がなくなってしまいます。なぜなら栄養素は単独で作用するようなものではないから。
背中ニキビを治す&作りにくくするポイントは、いかに必要な栄養素をバランスよく摂るかです。
食事をバランスよく摂取することで初めて個々の栄養素が作用し合い、力を発揮していきます。
この記事では、美しい綺麗な背中を手に入れたいあなたに必要な食事(栄養素)を、メニューの具体例をあげながらお伝えしていきます。ぜひこれを機会に食生活を見直して、健康で綺麗な背中を目指していきましょう!
もくじ
あなたのランチは健康的?メニュー例をみて健康度をチェック!
バランスの良い食事は、意識していても実は満足に摂れていないこともあります。
まずは、よくあるランチメニューを例にしながら、これって本当にヘルシーなの!?健康や肌にいいの!?かどうかを確認するところから始めましょう。
あなたの中の「健康的な食事」の定義は、実は全然健康じゃないかもしれませんね・・・1つ1つのメニューを例に挙げながら、それぞれの「健康度」を点数で表し、何がNGなのか解説していきます。
パスタランチ
パスタ+ミニサラダ+野菜スープ+飲み物(コーヒー・紅茶など)
「サラダもあるし、野菜スープもある。健康的だとおもいます!」
という声が聞こえてきそうですが、綺麗な背中を目指す人には、答えは「NO」です。必要な栄養バランスの詳細は追って説明しますが、まず、体を作るうえで絶対に必要な3大栄養素の1つである「たんぱく質」がこのランチでは欠けています。
また、野菜だけ摂れば「健康」という訳でも全くありません。付け合せのサラダではレタスやきゅうりが使われることが多いですが、このような生野菜はあまりビタミンの含有量も多くなく、さらには体を冷やしやすい野菜です。
体が冷えてしまうと血液の流れが悪くなる=肌荒れを起こしかねないため、食事バランスの得点としては
50点!
がいいところです。
また、コーヒーや紅茶のいわゆる「カフェイン飲料」ですが、カフェインは血管収縮作用があって実は肌には良くないことが分かっています。
なので背中ニキビがせめて治るまでは、カフェイン飲料を控えたいですね。
サラダランチ
サラダ+パン+スムージー(果物・野菜)
お洒落なカフェでよく登場しそうな「サラダランチ」。特にダイエットをしていたり、お昼ごはんは軽く簡単に済ませたい!という理由で積極的にオーダーする人も多いと思います。
しかしこちらもパスタランチ同様、ほぼ炭水化物と野菜だけで、サラダランチだからといって「ヘルシーランチ」にはなりません。
このメニューにたんぱく質の肉や魚が取れてこそ、ヘルシーランチになります。肉=太るイメージを持っている人も多いですが、肉や魚のたんぱく質を摂らないとシワやむくみ、たるみなどを引き起こし、綺麗に痩せることができなくなってしまいます。
また、果物も美肌の素であるビタミンCが摂れるのは良いですが、お砂糖が入っているスムージーは要注意。炭水化物と一緒に摂ると、糖質過多になってしまいます。
食事バランスの得点としては
60点!です。
コンビにのおにぎりとコンビニの春雨スープ
仕事が忙しかったり節約をしようと、コンビニのおにぎり+春雨スープなんかで済ませるなんてことも、時にはあると思います。とりあえずお腹が満たされればそれでいいや・・・なんて。
いいえ、このような食生活を続けていると逆に体を壊してしまい、不必要な医療費などがかさんできてしまう事だってありえます。コンビニのおにぎりと春雨スープでは、ほぼ炭水化物しか取れていません。
春雨スープに少し野菜が入っているかもしれませんが、栄養素として換算するにも満たないほどの少量です。おまけにコンビニの食事には多くの塩分や添加物が入っていることが多く、背中ニキビを治すに足る食事とは程遠く、それどころか体力の低下や疲労感を招くことだって
あります。
食事バランスの得点としては
10点!です。
普通のランチでは栄養不足に!これじゃ綺麗な背中なんて目指せません
如何でしたか?お昼にパスタランチ♪、なんてよくある光景ですが、実は美背中を目指すには全く栄養が足りていないことが分かったと思います。
では、どんな食べ物を意識的に摂取したら背中ニキビに効いていくのか?見ていきましょう。
背中ニキビに効く6つの栄養素と厳選食材とは
背中ニキビのない美しい背中を目指すには、炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維をバランスよく摂取することが必要です。
下記に、それぞれの栄養素について詳しく解説していきます。
炭水化物
炭水化物は私達の脳や体のエネルギーの源となるものです。糖質と食物繊維の2つの要素からできており、糖質は体内でブドウ糖に変換されてすぐに体の活動のエネルギーになり、食物繊維は腸内の環境を正常に保ってくれる働きをしています。
(主な食材)
ご飯、パン、麺類など主食になるもの。美背中を目指すなら発芽米や玄米などビタミンやミネラルも一緒に摂れるものがおススメ。
(足りないとどうなる??)
炭水化物が足りないとエネルギー不足に陥り、疲労感を感じてしまいます。疲労感を感じると血流が悪くなり、肌がくすんで見えたりしてしまいます。
脂質
背中ニキビは皮脂が毛穴に詰まることで起こるので、「脂質」と聞くとどうしてもニキビには悪影響そうで敬遠してしまいがち。
しかし、脂質の摂取が不足すると肌をカサカサにしてしまうため、今度は毛穴の皮脂が過剰分泌されて肌を守ろうとする動きがでてきます。そうすると逆に毛穴に皮脂がつまりやすくなってしまうのです。
なので、美背中のためには適度な脂質は必要なものです。また、脂質の中にあるコレステロールがふっくらとした肌の材料になるので、美肌には欠かせない栄養素となります。もちろん、極端な摂りすぎはNGであることも忘れずに。
(主な食材)
オリーブオイル、ごま油、えごま油など。ただし油の良し悪しはピンきりです。コーン油、ひまわり油などは酸化すると品質が著しく劣化し、逆に肌荒れやアトピーを引き起こすことがあります。
背中ニキビには良質なオメガ3系の油がおススメです。えごま油や亜麻仁油などがそれにあたります。
(足りないとどうなる??)
脂質が足りなくなると、上述の通り肌がかさかさになってしまいます。乾燥は背中ニキビの大敵ですので良質な油の摂取を心がけましょう。
たんぱく質
たんぱく質は肌や髪、爪、筋肉など、私達の体を作るおおもととなる大事な要素です。免疫力を高めるため、健康維持や美肌維持には欠かせない栄養素です。
また、ターンオーバーも促進させるので、背中ニキビの治りを早くしてくれます。
(主な食材)
肉、魚、納豆、卵、豆腐、チーズなど。背中ニキビには特に焼鮭などお魚がおススメです。鮭の皮には美肌成分であるコラーゲンも含まれているので、一石二鳥です。
(足りないとどうなる?)
たんぱく質が不足すると筋肉量が減り、肌がたるんだり、肌質が硬くなったりしてしまいます。
ビタミン
ビタミンは、炭水化物・脂質・たんぱく質が体内で吸収される手助けを行い、微量ながらも実は人間の生命維持に不可欠な存在です。
ビタミンA: 肌に弾力性をもたせます
(主な食材)
うなぎ、レバー、にんじん、かぼちゃなど。ビタミンAはなんと週末の寝溜めではありませんが「摂り溜め」ができる優れもの
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ビタミンB郡:皮脂の過剰分泌を抑え、肌荒れ改善に効果があるので、背中ニキビ対策には絶対に忘れてはいけない栄養素です。
多くのニキビ用サプリメントも、ビタミンB郡がメインの成分であるほどニキビの強い味方です。
(主な食材)
豚肉、納豆、レバー、発芽米など
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ビタミンC: 抗酸化作用があるのでニキビ跡がシミになることを防いだり、アンチエイジングや美白に有効な「美容の女王」です。
(主な食材)
レモン、パプリカ、イチゴ、カリフラワーなど。ビタミンCは過剰摂取すると対外に排出されてしまうので、1日に200gほどがちょうどいいです。
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ビタミンD: 骨を強化するだけでなく、肌の殺菌作用も持っておりアトピーやアレルギー肌にも効くため、肌のリカバリー効果として背中ニキビにも効果が期待できます。
(主な食材)
きのこ類、鮭、さんまなど
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ビタミンE:ホルモンバランスを整え、また老化の敵である活性酸素から守ってくれます。背中ニキビはホルモンバランスの乱れも大きく関係しているため、安定したホルモン分泌を促進するためにもビタミンEは有効です。
(主な食材)
アボカド、かぼちゃ、アーモンド、うなぎなど
ミネラル
ミネラルはビタミン同様、炭水化物・脂質・たんぱく質が体内で吸収されるのをサポートする機能があり代表的なカルシウムには特に歯や爪を形成する大切な働きがあります。
ミネラルは、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、カリウム、鉄分などで構成され、肌の新陳代謝を促進するだけでなく、ホルモンバランスを整えたり貧血を防止したりと女性のトラブル防止に大活躍してくれる栄養素です。
海藻類など海の幸に多く含まれているので、外食ではなかなかとりにくく、意識して摂取することが大切です。
(主な食材)
海藻類、チーズ、ひじき、大豆、貝類、牡蠣、レバー、小松菜など
(足りないとどうなる?)
ホルモンバランスが乱れ、肌はくすみ、歯や骨がもろくなってしまいます。
食物繊維
食物繊維は、糖質と脂質の吸収を穏やかにし、不必要なものを体外へ排出する手助けを行ってくれる栄養素です。
毎日のお通じには食物繊維が大きく関わっていますが、食物繊維は腸内で善玉菌のエサになり、悪玉菌の増加を抑制する働きがあるため腸内環境を整えてくれます。
一方、便秘がちになってしまうと腸内環境が悪化し、必要な栄養がスムーズに体に行き届かなくなり、肌荒れを起こしてしまいます。
「背中の状態は内臓からのサイン」と言われていますが、背中ニキビが酷い場合、腸内環境が悪化している可能性があります。食物繊維を積極的にとりましょう。
(主な食材)
ごぼう、海藻、きのこ類、果物、切干大根など
(足りないとどうなる?)
腸内環境が悪化し悪玉菌が増え、肌のきばみやごわつきが起こり、老化を早めます。老化=ターンオーバーのサイクルが遅くなりますので、背中ニキビの治りも当然遅くなってしまいます。
背中ニキビに効く食事はこれだ!1日1回の和食で最強栄養をとる!
6つの栄養素がどのように体に働くかお分かり頂けたでしょうか。どの栄養素も、美肌を作るには欠かせなく、バランスよく全部摂取して初めて美背中を実感することができます。
とはいえ、たくさん食材があって結局よくわからない・・・と思うかもしれませんが、実はとてもシンプルです。それは、
「1日に1食は和食をとること!!」
を守ることで、乱れた食生活は大幅に改善していくからです。
例えば、ごはん、味噌汁、焼き魚、納豆、青菜のおひたし、卵焼き。
なんら特別豪華でもない素朴な和定食ですが、栄養は満点、百点満点なんです。素朴な和食こそ、美背中の強い味方です。
お魚の良質なたんぱく質でつややかな肌を手に入れ、みそや納豆、漬物などの発酵食品で腸内環境を整え、背中ニキビを綺麗にしてくれます。
忙しくてこんな何品も用意できないよ!という方であれば、1品2品はお惣菜を買ってくるのもありです。また定食屋さんであれば、小鉢を50円~100円くらいで追加できるような所もあります。
個々の量はさほど多くなくて構いませんが、和食であれば私達にとても身近なものなのでどれも意識すれば摂りやすいものです。
お魚の種類や野菜の種類、味噌汁の具などはお好みで変えながら、シンプルな和定食にしてみてください。
和食は美肌の宝庫です。ぜひ1日に少なくとも1食は和食におきかえてみましょう。
まとめ
(1)普段のパスタランチなどは実は栄養がかなり偏っている
(2)背中ニキビに効く栄養素とは–炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維をバランスよく摂取することがポイント
(3)和食は美肌の宝庫!1日1回は和食にする
如何でしたか?バランスよく栄養を摂ろうと思うと大変!そんなの無理!と思ってしまいがちですが、実は何気ない、シンプルな和食が一番肌にいいのです。
背中ニキビがなかなか治らないようであれば、「食生活が乱れていないか」、ふと立ち止まってみてくださいね。和食って、実は気負わずに手軽にとれる食材ばかりなので、自宅でも定食やさんでも、積極的に1日1回は和食に置き換え、綺麗な背中を目指していきましょう!