背中の産毛処理で背中ニキビは良くなる??
背中ニキビだけでも悩ましいのに、さらに背中の産毛も濃かったら「私ってなんでこんなに背中が汚いの(涙)」と余計肩を落としてしまうかもしれません。綺麗でツルンとした背中って本当に羨ましいですよね。
背中ニキビと産毛のダブルパンチで肩を落としているあなた、でも諦めないでください。実は、背中ニキビの対策と、背中産毛の処理を同時に行うからこそ背中ニキビの治りが早くなることもあります。
背中ニキビがあるのに背中の産毛処理をした方がいいって本当なのか?この記事ではその真偽と具体的な処理の方法をお伝えしていきますね。
もくじ
背中はカラダの中で2番目に汗をかきやすいところ =背中ニキビができやすい
実は背中って、カラダの中で2番目に汗をかきやすいってご存知でしたか?1番はワキでもなく手足でもなく「顔」。そして2番目が背中なのです。汗は汗腺という体内の腺から分泌されますが、背中は表面積が多いのも手伝って汗腺が多く存在し、汗をかきやすくなっています。
ニキビは主に毛穴に皮脂や汚れが詰まってできますが、汗は体内の毒素を外に出す「デトックス」効果があるので、不必要な毒素を含んだ汗がずっとカラダについていると、毛穴はどんどん汚れていくわけです。
おまけに背中は手が届きにくく、毎日洋服で擦れてしまったり空気がこもったりするので決してお肌に良い環境とはいいにくく、ニキビが出来やすい環境にあるといえるのです。
なぜ背中の産毛は濃くなりやすいの?
実は、背中ニキビで悩んでいる人ほど、背中の産毛も濃い人が多い傾向にあると言われています。ただただ綺麗な背中を目指したいだけなのに、こんなダブルパンチ正直凹みますよね。でもそれには理由があるからなんです。
背中ニキビは毛穴につまった皮脂や汚れが原因、と先ほどいいましたが、そもそも普段はそんな汚れも毎日のお風呂で綺麗にしていれば、正常なターンオーバーが促進され、どんどん綺麗な肌が再生されていくわけです。
ですが、「ある事」が起こってしまうと、このターンオーバーが正常に機能しなくなり、皮脂が過剰に分泌されたり肌や毛穴が硬くなってしまって汚れが排出されにくくなってしまうのです。
このある事とはずばり、「ホルモンバランスの乱れ」です。
ストレスや過度の疲れなどによって女性のホルモンバランスが乱れると、これまで少ししかなかった「女性の中の男性ホルモン」が優位な状態となります。男性ホルモンが優位になると、
・皮脂の分泌が過剰になる
・交感神経が優位となり、緊張状態が続く(身体がこわばる)
・毛が濃くなりやすい
などの症状を引き起こし、女性の身体を普段とは違ってくるように感じさせます。そしてもうお分かりかと思いますが、「毛を濃くしやすい」のも男性ホルモンが原因と考えられます。
つまり、ストレスなどで女性のホルモンバランスが乱れることによって、背中ニキビにもなりやすく、また毛も濃くなりやすくなっていたのです。この2つはセットになって背中に現れてしまうことが多いわけです。(もちろん人によって影響度合いは変わってきますが)
背中の産毛の役割とは?
ですが、産毛は濃い・濃くないに関わらず実はちゃんとした役割もあります。それは、私達の身体中に生えている産毛が、「私達の肌を守る」という機能をもっていることです。
・外からのゴミ、埃から肌を守ったり
・傷口にバイ菌が入るのを防いだり
ですので、本来であれば産毛は処理せずに残しておくのが良いとされていますが、時代は変わり、この保護が必ずしも必要という訳ではなくなってきました。
なぜなら、
・顔であればお化粧が外からの刺激をカバーしてくれたり
・傷口には消毒液を塗れたり
・ボディクリームが外の乾燥から守ってくれたり
・・とたくさんのモノが私達の肌に直接バリア機能を持たせてくれるようになり、産毛が肌を守ってくれるメリットもあまり感じなくなってきているからです。
では、背中ニキビの産毛を処理することのメリットは!?
では、背中ニキビがある状態での背中産毛を処理することのメリットとはなんでしょうか?その理由は4つあります。
① 汗を溜めなくなる
産毛は濃く、長いほど汗をとどめやすくなってしまいます。先ほどの汗の話で、デトックスである汗が肌に触れれば、それだけ毛穴に汚れがつまりやすくなってしまいます。産毛がなくなることで汗が肌に絡みにくくなり、タオルなどで拭くとすぐに綺麗になりやすくなります。また、コットン素材の洋服を着ていればより効果的に汗を吸収してくれるようになります
② 風通しが良くなる
背中ニキビは風通しを良くする事が必要です。空気に触れることが弱点でもあるからです。産毛がなくなることで、産毛の隔たりなく風通しをよくすることができます。
③ 肌の色味をワントーンあげてくれる
背中が汚く見えるのは、実は背中ニキビの影響だけではないこともあります。背中全体に広がる産毛で、肌は1トーンも2トーンもくすんで見えているのです。産毛を処理するだけでも、少なからず背中が綺麗に見えてきますので、本当に治すべき背中ニキビがどの程度のものなのか?を確認するためにも産毛を処理しておくことがいいでしょう。
④ 背中ニキビの対策用品(クリームなど)が浸透しやすくなる
背中ニキビを治すために
・乾燥を防ぐボディクリームを塗ったり
・美白美容液をつけたり
・ビタミンC誘導体の化粧水を浸透させたり
色々試しているかもしれませんが、産毛が肌への浸透をかなり阻害していることが考えられます。対策用品の効果を最大限にするためにも、まずは産毛を処理してから試してみましょう。
背中ニキビを労わりながら、背中の産毛はどうやって処理するの?
背中の産毛は処理するのは、自分一人ではなかなか難しいものがありますよね。ホームケアで処理する場合は、家族や友達、恋人に手伝ってもらうことが必須となりそうです。
おうちでのホームケアでは、
・脱毛クリーム
・かみそり
が主に考えられますが、脱毛クリームを塗ることで肌を刺激してしまい背中ニキビを悪化させてしまう恐れもあるためなるべく控えたいところです。
かみそりについては、肌が乾燥している状態では絶対行わず、石鹸や普段使っているボディクリームなどを使いながら剃るようにしてください。こちらも回数が多いと肌への負担となりますので、様子をみながら月1回~を目安に行ってください。(肌への異常が見られたらすぐにやめること)
より安全で確実なのは、やはり美容皮膚科やエステサロンなどでの
・レーザー脱毛
になります。レーザーと聞くとそれこそ背中ニキビに悪影響のような気がしてきますが、実はこのレーザーは毛の「黒色」に反応して照射しているので、それ以外の部分には影響ありません。よってニキビを気にすることなく脱毛が出来ます。また、その人の肌の状態を見ながらプロが判断していきますので(肌状態があまりにも悪いのに無理に脱毛を薦めたりしません)、不安な方はまずはしっかりとカウンセリングをすることをおススメします。
処理するにあたっての注意点は?
背中ニキビと言っても多種多様ですが、痛みを伴っていたり明らかに炎症をおこしている状態であればまずは背中ニキビを沈静化させることを優先させてください。痛みもなく炎症状態でなければ大方大丈夫ですが、体質によっても変わってきますので、処理を進めるときは少しずつ、肌を確認しながら行ってくださいね。
ただし、闇雲な産毛処理は背中ニキビの悪化を招きかねませんので、この点でも美容皮膚科やエステサロンのプロの意見にちゃんと耳を傾けたほうが確実と言えそうです。
まとめ
(1)背中ニキビと背中の濃い産毛はセットであることが多い(それはどちらもホルモンバランスの乱れが影響しているから)
(2)背中ニキビがあっても産毛は処理したほうがいい理由4つ
①汗をためなくなる
②風とおしをよくする
③肌の色味をワントーンあげてくれる
④背中ニキビの対策用品(クリームなど)が浸透しやすくなる
(3)処理方法は、自宅で脱毛クリーム・かみそりなどあるが、一番確実なのはレーザー脱毛
(4)但し、痛みや炎症のある背中ニキビの状態であれば、まずは沈静化させることを第一にすること
如何でしたか?背中ニキビにとって背中の産毛は「無いほうがいい」ということがお分かり頂けたかと思います。産毛が背中ニキビの治りを遅くさせているなんてびっくりですよね。産毛の処理も含めた背中のケアが、綺麗な背中への近道と言えそうです。